第3回 『VINYL FANTASY制作秘話 + 内容解説』 text by 川西卓
発売用作品としてのミックスCDを作ったのは今回が初めてで、僕の普段のクラブプレイを知らない人々からは当然、一作目である程度どんなDJなのか判断されるだろうし、沢山の人の共感を得られたら良いなぁ、と思い出来るだけ色々な音楽を入れて作りました。
と一応言いつつ、当然、単純に好きな物を好きなようにプレイしました。笑
現場でもこんなプレイスタイルでやっているのですが、僕がプレイしているクラブはHip Hop箱では無く、ターンテーブルはヨコ置きだし、スクラッチや縦フェーダーを使ってディレイがかなりやり辛いDJミキサーなので試行錯誤しながら楽しんで回してます。笑
「VINYL FANTASY」の選曲は、去年のクラブプレイで時々やっていた繋ぎの組み合わせや、何となく思いついた6→7→8の「明日」「昨日」「今日」の、まる一曲のタイトル意味で繋いでみたり。分かり辛いのでトラックリストにわざわざ書きましたが。。
B面の後半は、かれこれDJを初めて随分経ちましたが今回が初作品なので、昔僕がHip Hop DJだった頃の「個人的な思い出」を残すため急にHIP HOP率が高くなる訳です。笑
「Hip Hopを感じるオールミックス」がしたかったのですが後半はまんま曲がHip Hop多め。笑
解説下手な川西卓ですが、ここから詳しく内容解説します。どうぞ宜しくお願い致します。
(トラックリストと合わせてご覧下さい)
1、ザァ~ガチャッ。はい。オープニングは、お約束のイントロやサウンドチェックでございます。笑
日本語声ネタレコードを集めるのも大好きなのでニヤニヤ作りました。
「音楽って何だろう?~いろいろ」
Let'sはじめ。
2、僕の中ではここはまだイントロ気分です。ブレイクビーツセンス抜群なバンドCITIZEN KINGのLP[MOBILE ESTAES]のB面オープニングを飾る短いトラック。
もたつきまくったヘタウマなブレンドトラックが素敵ですね。
3、僕的にはここからが本編気分です。はい、とりあえず愉快にスタートです。
4→5
木琴→木琴な繋ぎです。5は長ったるい曲ですが、曲の展開が豊富なので丸々一曲入れました。途中「ヨロレイヒィ~」な感じが馬鹿ですね。そして曲の最後に。。下に続く↓
5→6→7→8
5の曲の一番最後が[I LOVE YOU]の喋りで終わるのですが、初めて聴いた時に、アニーのサントラ収録の、ある曲が真っ先に思い浮びました。
もちろん、その曲は「TOMORROW」はい。
そして、そこからビー@ルズにシ@ガーベ@ブ。
簡単な二枚使いに手動ディレイ、結構面倒ですが明日、昨日、今日と三日間ミックス(三日間ミックスし続けた訳じゃありませんよ!)しました。分かりづらいのでわざわざトラックリストに書きました。
流れは大切ですが、歌詞やタイトルだけで強引に繋ぐのも僕の趣味です。でも、ここはちゃんと流れも重視しましたよ。
9、はい、もちろんスティーヴィーワンダーの永遠の名曲のインストカヴァーです。去年9→10の流れは、よくクラブでプレイしました。トップローダーも最高なカヴァーですね。
11
彼らは底無しにサンプリングセンスがすざましい!
しかし音数が多過ぎて。。
でもかっこいいですね。
12、13
こういうのはクイックで繋いじゃうのはNGだ!と思って、長めにプレイしました。
エアーギターをかき鳴らしてくれている人も何処かにいるかもしれませんしね。笑
14、こんなアコースティックカヴァーも素敵ですね。
解説になっていません。僕の感想になっちゃってます。
15、16
とりあえずここは縦乗りでお願い致します。16に関しては「この曲何か。。めっちゃダサイやん!笑」と思って入れました。ダサくないですか?笑
またそこが良いんです。
17、はい。
空耳あります。笑
「好き!坂村!」
これがもし
「好き!坂本!」
だったら完全に坂本九のスキヤキに繋いでました。
スキ坂本!スキヤキ坂本!そういう下らないプレイ好きです。。
[上を向いて歩こう]はスキヤキなんて歌詞どこにも無いですね。
はい。
18、たまにはアコーディオン物もどうぞ。
19
スティールパンソロが気持ち良いんです! と言いつつ、そこでスクラッチしてます。
作戦です。
20
昔、地元香川高松のハードオフで20円で買いました。笑
解説になっていません。すみません。。
解説と言いますか、
個人的な思い出ですね。
21
ピアノ、凄いアドリブですね。もはやカヴァーを通り過ぎてオリジナルですね。。
22
「ギミトゥミッベイビッアハーアハー!」なイメージが先行すると思いますが、実はこんなのもやってます。
ハイスタもボサノバっぽい曲やってましたが、こういうバンドのあいだでLPに1、2曲こういう曲をやるのが流行ったのでしょうかね?
23→24
丁度良い場所に声ネタスクラッチが入ってて都合良く繋げました。笑 ロブスウィフト先生のおかげです。
そしてビートルズカヴァーへ。
25→トムジョーンズカヴァー、このミックスCD意外とカヴァーも多いですね。
26→27
激似リフで繋ぎました。笑
28→29
この二曲、BPMを合わせてロングブレンドしながら繋いだら生マッシュアップ出来ます。してます。
歌と演奏のピッチもぴったり。しかしよく聴くと少しもたってます。必死です。
29→30
「ウーッパッパ」
ってフレーズをターンテーブルで頑張ってやりつつ、
「ウーパッパッパ~」で始まる曲にカットインしました。超必死です。
31
タイトルはサンバとボサノバの融合なんでしょうね。
サンボサ。
ではソカとスカの融合は?
そーっすか、でしょうか。
32
レゲエのアーティストが普段と違った事をやると個人的に凄く魅力を感じます。
でも別にレゲエのアーティストだけに限って言える事じゃ無いですね。
33
もはやテムズビートの代表的なバンドですね。ラリキンラブ。
このレコード三枚買いしました。笑
34
33から35にきれいに繋ぐための転換としてこの曲をプレイ。
クイックがやりたかった訳ではありません。
35
謎の女性三人組みユニット。
ひたすらスネアなドラムが好きです。
36~44
ここにHip Hopクラシックが並ぶのは僕の原点であるこういうHip Hopのプレイをどうしても入れたかったから。
このこだわりは話が長くなりますので、省略
45~48
この流れも去年のクラブプレイでお気に入りでした。45、カットケミスト先生。イカれ狂ってます。46、不思議とスカにも繋がります。
47、マキ凜花さんのこの(DJ440's top billin'mix)を初めて聴いた時、たまげました。。ニーナシモンのベースをチョップしてる!笑
そういうHip Hop的センスまでも感じる僕のお気に入り。僕のミックスCDには収録されてないこの曲の後半に何故か昔レコーディングして頂いた僕のスクラッチが!笑
そして、軽くクラブスクラッチ+トランスフォーマで手動ヴィブラートをかましつつ、同ネタベースから始まる48へ
49
15年程前の謎のイタリアのHip Hopユニットによるファンキードラマー使いの面白トラック。この12インチのタイトル曲は、どジャズHip Hopなので見つけた方は即買いして下さい。生JAZZ+ラップなカップリングがこんなに可愛い曲だなんて。決った形の無いセンスの良いユニットなんでしょうね。
50、51
終わに近付き、ここでマーヴィンゲイとスピナーズのカヴァーラップをどうぞ。
52
最後を飾るのは、この気持ち良く、時にハンパ無いドラムブレイクも入るこの「妖精の詩」この曲は、実はアグネスチャンのカヴァーなんです。
原曲超えなアレンジなんです。
Hip Hopですね。
おしまい。
それでは、
このミックスCDを聴いて僕がプレイしているイベントにも遊びに来てくれる人が少しでもいれば、それ以上幸せな事は無いなぁ、と思っています。
是非、気軽に遊びにいらして下さい。
いつまでも、お側にどうぞ。
text by 川西卓

『川西卓』
1984年12月10日生まれ。香川県高松市出身。渋谷オルガンバーのレギュラー・イベント「NEO CLASSICS」と新宿OTOの人気パーティ「MINORS HOLIDAY CAFÉ」を中心に活動する期待の若手DJ。DJ活動意外にもPIZZICATO FIVE「PIZZICATO FIVE WE DIG YOU」、「PUNCH THE MONKEY BOX SET」、「スチーム係長」にてリミックス音源を提供、ターンテーブリストとしては「はせはじむ/Camp」、「amin/おなじ空の下」、「中塚武/joy」、「V.A./readymadedigs classics」、野本カリア「DANCE MUSIC」にてスクラッチ参加。最近では小西康陽氏がディレクターを務める有線放送READYMADEにて選曲なども担当。
2007-05-03
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